エアガンには大きく分けて3種類のパワーソースがあります。
それぞれ特徴があるので好みの物を選びましょう。
【電動ガン】
パワーソースは電力で、主に充電式のバッテリーを使用します。
18歳未満の方は電動ガンボーイズがお勧めで、乾電池を使用します。
モーターでギアを回してスプリングを引き、スプリングが戻る時にシリンダー内の空気を圧縮して発射します。
連射性能に優れ、引き金を引くだけでフルオート射撃が可能です。
マガジンも大容量の物が多く、多弾倉マガジンであれば400発くらい1マガジンで装填できます。
サバゲーでは主力オブ主力のウエポンで最初のエアガンは電動ガンをお勧めします。
パワーソースも充電式バッテリーなのでランニングコストもほぼかかりません。
デメリットとして本体の価格が高く、高い物は5万を超える物も。
当店では安価な電動ガンもご用意しておりますので入門用としてお勧めしております。
長物と言われるライフルタイプやマシンガンタイプの物が多く、見た目も最高にかっこいいです。
【ガスガン】
パワーソースはフロンガス、またはCO2ガスで注入式やボンベタイプの物を使用します。
威力が高めで18歳未満の方は購入できるモデルがかなり限られてきます。
マガジン内にガスを注入し、ガスの圧力により弾を発射します。
ガスガンの魅力は発射時のリアルなリコイルです。
ブローバックや排莢する物もあり、アクション性の高さが人気です。
主にハンドガンタイプの物が多く携帯性があり、トリガーを引いてからの反応も良いのでサバゲーではサブウエポンとして愛用されています。
ショットガンやグレネードランチャー等特殊な銃もガスガンならではです。
パワーソースにガスを使用するため若干ランニングコストが掛かる事と気温により威力が安定しないのがデメリットですが
それを差し引いてもガスガンは大いに魅力的な一丁になります。
【エアコッキングガン】
パワーソースは手でコッキング(スライド・ボルトを引く)をしてバネを引き、スプリングが戻る時にシリンダー内の空気を圧縮して発射します。
18歳未満の方のメインエアガンで安価で種類が多く、ハンドガンタイプなら威力が低い物がほとんどです。
パワーソースを必要としない為どんな状況でもいつでも使用できるのが強み。
価格もかなり安く、安い物であれば1000円程度で購入できます。
ショットガンやスナイパーライフルは高威力の物が多く、電動ガンやガスガンには無いコッキングの楽しみがあります。
1発ずつコッキングをして発射しなくてはならないので連射性能が無く労力を必要としますが狙撃が好きな方は音も少なくマストな一丁になります。
2.エアガンを買おう!「種類」
パワーソースが決まったら次はエアガンの種類を選びましょう。
様々なエアガンが並んでいるので一番悩む所ですが、それぞれ特徴があるのでまずはポイントを分けてみましょう。
【アサルトライフル】
主に電動ガンに多く、種類もかなり多いです。
大容量マガジンの物が多く、メインウエポンとなる主力オブ主力。
一番ポピュラーなものはM4系と呼ばれるカスタム性の高いアメリカ軍の正式採用銃です。
ドットサイトやフラッシュライト、スコープなど様々な追加装備を取り付け出来ます。
また、クレーンストックと呼ばれる銃の後方部分は伸縮する事が出来取り回しも抜群です。
ロシアのカラシニコフが生んだ名銃、AK系はウッドストックが特徴的で拡張性は無いもののズシリと重い本体はちょっとレトロな感じで飾ってもかっこいいアンティークのような一丁です。
アサルトライフルを選ぶ際の注目するポイントはレイルシステムと呼ばれる拡張装備を取り付ける箇所の有無、マガジンの容量とバレルの長さです。
多弾倉マガジンと呼ばれる大容量マガジンは携帯するマガジンを少なくすること出来、マグチェンジの回数も減るので撃っている時間を長く取る事が出来ます。
また、バレルの長さは通常のロングバレルタイプとCQB(Close Quarters Battle 近接戦闘)と呼ばれるバレルカットしたものの2種類があります。
バレルが長ければ飛距離は安定しますが狭い場所ではバレルが障害物と当たるので取り回しが良くありません。
バレルを短くすることで閉所でも銃をストレスなく扱うことが出来ます。
この点を踏まえて選ぶと絞り込みやすいと思います。
【スナイパーライフル】
主にエアコッキングガンに多く、種類は限られています。
長距離射撃に特化しており連射性のは無く、マガジンも小容量の物がほとんどです。
実銃モデルではイギリスのL96やロシアのドラグノフが有名です。各メーカーのオリジナル品も多いです。
高倍率スコープを用いて長距離から気づかれずに狙撃するため正確性が重要になります。
ホップアップの有無は最重要事項でホップアップが搭載していない場合は飛距離が足りなく長距離射撃は出来ません。
ボルトアクション(チャージングハンドルを引く動作)の弾を装填転する感覚は最高に快感です。
追加装備でぜひ欲しいのが高倍率ズームスコープとバイポッド(二脚)でこの2点があれば本格的になります。
欠点はやはりマガジンの容量で30発程しか装填できないので予備マガジンが欲しくなります。
改造エアガンで多弾倉マガジンを装着するライフルや電動ドラグノフというモンスターもあり、もはやスナイパーライフルでは無い代物も存在します。
【ハンドガン】
主にエアコッキングガン・ガスガンに多く、種類の多さはトップです。
手軽に持ち運びができ、ホルスターに常備するサブウエポンとして活躍します。
室内戦ではメインウエポンにもなる銃で、ガスガンの反応の良さは最高の使い易さ。
エアコッキングハンドガン限定戦という特殊ルールもあるので一丁は持っておくことをお勧めします。
18歳未満対応モデルが数多くあり、お子様でも楽しめるのでプレゼントにも最適です。
エアコッキングハンドガンは価格も非常に安価で入手しやすく気軽にエアガンを楽しめます。
スライドを毎回引かなくてはならないし威力も弱く、労力が必要となります。
一方ガスハンドガンは高威力かつセミオートなのでスナイパーライフルより扱いやすくお勧めの一丁。
ブローバック(発射時にスライドが動く)する物が多く射撃を楽しむエアガンとしては一番ではないでしょうか。
マルシンとAPSからはCO2ガスハンドガンが発売されており、リコイル・銃声共にHFCガスガンとは比べ物になりません。
マガジンは小容量で20発程度しか入りません。予備マガジンを購入することをお勧めします。
【ショットガン・グレネードランチャー】
主にエアコッキングガン・ガスガンに多く、種類はほとんどありません。
ショットガンは他と比べ特殊で同時に3発発射するタイプの物が多くインパクトは絶大です。
グレネードランチャーは6発発射や18発発射、120発同時発射出来る物もあり、弾幕として驚異的な威力を発揮します。
1トリガーで多くの弾を発射できる性質上、BB弾のコストは跳ね上がります。
また、シェル一個に対して装填数が少ない為数多くのシェルを携帯しなければなりません。
ですが打ち上げ花火のような感覚で射撃できるので多くの人を魅了するエアガンです。
コッキングがかなり重く、筋トレとしても使えるエアガンでもあります。
最近は電動ショットガンも発売されましたので今後メインウエポンとして活躍するかもしれません。
3.BB弾を選ぼう!
BB弾は大きく分けて2種類の物が存在し、それぞれ状況に応じて使い分けていきます。
使用するBB弾の大きさは競技用以外の場合6mmに指定されています。
【プラスチックBB弾】
成分の内100%が自然分解されないプラスチックでできたBB弾です。
非常に安価で大量に手に入りますが、自然分解されないのでサバゲーでは使用できません。
大半が0.12gや0.2g等軽量弾ですが、競技用の超精密弾もこの部類に入ります。
室内射撃用のBB弾です。
【セミバイオBB弾】
自然分解される素材と分解されない素材を組み合わせたBB弾です。
現在非バイオBB弾で販売されている弾はこのセミバイオ弾になります。
いつかは風化して粉になる「かもしれない」レベルですのでサバゲーでは使用できません。
プラスチック弾と同じく室内射撃用のBB弾です。
【バイオBB弾】
バクテリアや紫外線によって完全分解される素材でできたBB弾です。
非バイオBB弾に比べ値段は高いですがサバゲーでは必須のBB弾になります。
0.2g以上が主流で0.12gのバイオは最近ようやく手に入り易くなりましたがまだ、品数は少ないです。
また、サバゲー以外でも屋外で使用する場合は環境を汚染させないために推奨します。
【BB弾の重さ】
18歳未満用のエアガンは威力が0.135ジュール以内と定められているので使用するBB弾0.12gになります。
0.2gを使用すると初速が40m/sを下回るので飛距離がほとんど出ません。
その他の18歳以上用のエアガンは基本的には0.2gを使用します。
0.12gを使用すると空気抵抗により飛距離が出ず風に流されやすくなる為0.2gが主流です。
スナイパーライフルの場合は直線精度が重要な為、安定する0.25gを使用する人もいます。
0.25g以上は精密射撃等の競技用になるため通常は使用しません。
4.遊んでみよう!「準備編」
エアガンとBB弾が揃ったら早速遊んでみましょう。
最初にマガジンにBB弾を装填するのですが、マガジンにも種類があり、弾を入れるだけでは打てないものもあります。
【スプリングマガジン】
弾を入れるだけで使用可能なマガジンです。
バネの上から弾を押し入れるので打つたびにスプリングの力で弾が上がってきます。
ハンドガン・ライフル等様々なガンで使用されている標準のマガジンです。
装弾数は20~50発程で容量は多くありませんがすぐ使うことの出来るマガジンです。
弾を入れるのにローダーが必要になります。
【多弾倉マガジン】
弾を入れるだけでは使用出来ないマガジンです。
弾を入れた後にゼンマイを巻いて弾を押し上げて使用します。
ゼンマイを巻いてベルトコンベアーの様に弾を送り込む力を使って押し上げますので弾を入れる量が少ないと使用できません。
主に電動ガンに使用されるマガジンで400発や500発など大容量マガジンです。
1マガジンで大量に発射出来るので予備マガジンをあまり必要としません。
弾を入れるのにローダーを必要としません。
【ドラム式マガジン】
弾を入れるだけでは使用出来ないマガジンです。
基本的な構造は多弾倉マガジンと同じでドラムを回転させて弾を巻き上げます。
サブマシンが等に良く使用されるマガジンで装填数は数千発とナンバーワンの容量を誇ります。
ローダー不要・予備マガジン不要の忘れ物が多い人でも安心のずぼらマガジンです。
【ショットシェル】
弾を入れるだけで使用可能なマガジンです。
基本的にはスプリングマガジンと同じでショットガン用のマガジンになります。
形状がコンパクトで弾を入れた後、ショットガン内部に挿入します。
装弾数はほとんどの場合30発となっており、1カートリッジで10回発射出来ます。
携帯性に優れているので予備ショットシェルを大量に持っておくと便利です。
弾を入れるのにローダーが必要になります。
4.遊んでみよう!「射撃編」
マガジンの装着が完了したらいよいよ射撃します。
各エアガンには必ずセーフティと言われる安全装置が付いています。セーフティを解除しましょう。
18歳未満用のエアガンの場合はセーフティロックを押しながら発射するタイプがほとんどです。
リアサイトまたはフロントサイトを覗き照準を合わせます。この動作を【エイム】と呼びます。
トリガーを引いて弾を発射し、着弾点を確認しましょう。
狙い通りに弾が着弾していればOKですが狙いがずれている場合はHOPを調整して着弾点を修正しましょう。これを【ゼロイン調整】と呼びます。
思い通りの弾道になればターゲットを置いて狙ってみましょう。
室内射撃用のターゲットペーパーやターゲットセットなどもあるのでぜひ色々遊んでみて下さい。